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業務用エアコンの現場調査について解説します

2025/02/20

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業務用エアコンの現場調査について解説します

業務用エアコンの導入を成功させるためには、現場調査が必要不可欠です。
「どのエアコンを選べばいいのか?」「設置工事はスムーズに進むのか?」「追加費用は発生しないのか?」
こうした疑問や不安を解決するために、専門の技術者が現場を訪れ、最適な設置方法を検討するのが現場調査の役割です。

今回は、業務用エアコンの設置において現場調査がなぜ重要なのか、具体的な流れやメリット、調査を怠ることによるリスクなどを解説します。

現場調査とは?

現場調査とは、業務用エアコンを設置する場所の状況を確認し、適切な機種や施工方法を判断するための事前調査のことを指します。
エアコンの種類や設置環境によって、工事の内容や費用が大きく異なるため、事前にしっかりと調査を行うことが重要です。
現場調査で確認する主なポイントを紹介します。

搬入経路・施工時間等の確認

設置用途によっては工事時間の制限や希望がある現場もありますので、工事を行える時間等の確認を行います。
機器の納品、搬入経路についても確認が必要です。
メーカー直送便で業務用エアコン機器本体を納品する場合、4tトラックの納品で問題ないか、室外機や室内機の搬入は人力で可能か、エレベーターを使用するか、重機は必要ないか等をまず確認します。
 
搬入経路の確認
 

室面積の確認・空調負荷の計算

部屋の広さや用途、利用状況に応じて適切な馬力(能力)を選定します。
新設工事、入替工事共に室面積を把握することは重要です。
新設工事の場合、室面積と用途、発熱機器、利用状況などをヒアリングしたうえで正確な能力、運転タイプの選定を行います。
入替工事の場合は既設の能力で問題ないか、お客様によっては能力アップや能力ダウンのご要望がありますが、能力を変更したご提案で問題ないのかを確認するため、必ず室面積・用途の確認を行います。
 
室面積の確認・空調負荷の計算
 

室内機設置スペースの確認

新設工事の場合天井埋込カセット形や壁掛形など、希望の機種・形状が適切に設置できるかを確認します。
同形状の入替工事の場合でも製造年やメーカーによって寸法が異なりますので室内機が設置可能か、撤去後の設置跡や開口跡が露出しないかを確認します。
 
室内機設置スペース
 

室外機の設置場所を確認

十分な設置スペースと排水が問題ないか、排熱風吹き出し方向に物体はないか、振動や騒音の影響はないか等を確認します。
入替工事の場合は室外機の寸法が異なるケースが多いので設置スペースは入念にチェックします。
壁面架台等を使用する際は建物の強度や穴あけをしてよいのか等も確認が必要です。
 
室外機の設置場所
 

配管サイズ・配管経路の確認

入替工事の場合は既設の冷媒配管・ドレン配管・連絡配線・リモコン配線が流用できるかチェックします。
特に冷媒配管は馬力によってサイズが異なり、長さの制限もあるため、入念に確認します。
新設工事の場合は冷媒配管、ドレン配管、電気配線の施工経路をチェックします。
この経路によって美観やお見積金額にも影響があるのでお客様のご要望を基に専門業者として最適な配管施工経路の提案が必要です。
 
配管サイズ・配管経路の確認
 

電源設備のチェック

業務用エアコンが必要とする電力を確保できるか、ブレーカーの増設が必要かを確認します。
入替工事の場合は既設のブレーカーのA(アンペア)や電源配線のサイズ、長さが更新機器の仕様に合っているかを確認します。
新設工事の場合はブレーカーの増設、電源配線の施工経路を決める必要があります。
電源配線やブレーカーも機器仕様に合わせて制限が設けられているので馬力や機種に合わせた条件で施工計画を立案しなければいけません。
 
電源設備
 
 
このように、設置場所の状況を細かくチェックすることで、最適なエアコン選びとスムーズな施工が実現できます。
 

現場調査が必要な理由

現場調査を実施することで、以下のようなメリットが得られます。

適切な機種選定が可能になる

建物の構造や使用環境によって、最適な業務用エアコンの種類や馬力が異なります。
例えば
「天井が低い環境では 天井カセット形ではなく、壁掛形や床置形が適している」、
「面積の広いオフィスでは壁掛形よりも天井カセット形4方向タイプが空調ムラも起きにくく、冷暖房効率が高い」、
「厨房や工場では高温環境に対応した強力で油分に強い業務用エアコンが必要」
このように、現場の状況に合わせた最適な機種を選ぶことができます。

空調工事の事前計画が可能

現場調査を行うことで、施工に必要な機材や工事工程を事前に把握できます。
「配線や配管のルートを確保できるか」、「追加工事(壁貫通工事・電源増設など)が必要かどうか」、「作業スペースの確保ができるか」
現場調査を入念に行う事でスムーズな施工が可能になり、結果的に工期の短縮やコスト削減につながります。
 
適切な機種・施工計画
 

現場調査によって防げるリスク

「現場調査は省いてもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、事前調査をしっかりと行う事で防げるリスクが多数あるのでご紹介します。

追加費用の発生

現場調査を行わず、先に機器を発注すると、設置が難しいことが後から判明し、追加工事が必要になるケースがあります。
例えば
「設置場所のスペースが足りず、追加工事が必要になってしまう」
「配管が想定よりも長くなり、追加料金が発生」
「電源が足りず、電気工事が必要になる」
このようなことも事前に問題を洗い出すことで、余計なコストを防ぐことができます。

施工後のトラブル

寸法、既設部材の劣化の確認を怠った場合や機器の仕様に合った配管や電源で施工されていなかったり、適切な設置ができていないと、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
「冷暖房の効きが悪い」、「振動や騒音が発生する」、「配管の結露や水漏れが起こる」、
「電源容量不足によるブレーカー落ち」
このようなトラブルを未然に防ぐためにも、現場調査は欠かせません。
 
現場調査で防げるリスク
 

まとめ

今回は現場調査の重要性や現場調査を行う事で防げるリスク等について説明しました。

エアコンネクストでは

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そんな方は、ぜひエアコンネクストへご相談ください!

エアコン導入の成功は、現場調査から始まります。
無駄なコストやトラブルを避けるためにも、プロの現場調査をぜひご活用ください!
 

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この記事を書いた人

エアコンネクスト コラム担当

エアコンネクスト コラム担当

空調業界経験15年、これまで6,500件以上の空調機販売と設置工事のご依頼をいただきました。 管工事施工管理技士・電気工事施工管理技士・電気工事士などの資格も取得しています。 ご自宅から小~中規模ビル、工場や大型施設など、どのような設置環境でもお任せください。 お客様のご要望をしっかりとお伺いして、最適な空調と快適な空間をご提案します。

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