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業務用エアコンの設置工事の立ち会いって必要?

2025/06/17

業務用エアコンの設置工事の立ち会いって必要?

「工事は業者に任せればいいんじゃない?」
「わざわざ立ち会う必要あるのかな…」

そう思っている方も多いかもしれません。
しかし実は、業務用エアコンの設置工事において施主の立ち会いは非常に重要な役割を持っています。

本記事では、なぜ立ち会いが必要なのか、立ち会わないとどんなリスクがあるのかを具体的に解説します。

その理由と、立ち会わないことで起こり得るトラブルとは?

業務用エアコンの設置工事において、施主(依頼主)が 「立ち会うべきかどうか」 というのは意外と悩まれるポイントです。

結論から言えば、基本的に立ち会いは必要不可欠です。
なぜなら、設置工事中やその直後には、現場でしか確認・判断できない重要なチェック項目が数多く存在するからです。

一見、工事はプロに任せてしまえば問題ないようにも思えますが、実際には施主が現地に立ち会ってこそ、最終的な仕上がりや安全性、使い勝手を担保できるのです。
 
業者と施主の確認風景
 
 

立ち会いが必要な理由

試運転の確認がその場でできる

工事完了後には必ず試運転を行いますが、ここで実際に空調が正常に稼働するか、風が出るか、風量や風向、異音、エラー表示などを細かく確認する必要があります。

この場に施主がいれば、実際に空気の流れや音、操作感を肌で感じながら気になる点をその場で伝えられ、初期トラブルや違和感をその日のうちに解決できる可能性が高くなります。

逆に立ち会いなしの場合、「後日、実際に稼働させてみたら冷えない」「風が顔に当たりすぎる」「風量が弱い」といった細かなトラブルが発覚し、再訪問や調整工事が必要になることもあります。
 
エアコンのリモコン
 
 

操作説明が直接聞ける

業務用エアコンは、家庭用よりも多機能であり、リモコン操作も複雑です。
設定温度だけでなく、風量、風向、運転モード、タイマー、除湿設定などさまざまな操作が必要になる場面があります。

現地で施工スタッフから直接説明を受けることで、「使い方が分からない」「毎回設定を間違える」といったミスを防げます。
特に担当者が変わることが多い法人や店舗では、操作説明の受け渡しがその後のスムーズな運用に直結します。
 
使い方
 
 

仕上がりのチェックがその場でできる

見た目も非常に重要です。
室内機の位置がイメージと違う、配管カバーの取り回しが目立つ、室外機の設置位置が通行の邪魔になるなど、完成図が見えてこなかった部分に、現場で初めて気づくことは珍しくありません。

仕上がりに対する満足度や微調整のリクエストは、その場にいなければ伝えられません。
そして設置完了後に変更したいとなると、再訪問・再工事が発生し、追加費用や時間のロスにもつながります。
 
仕上がりのチェック
 
 

破損やキズの確認も早期対応に直結

設置工事中には、脚立や工具の持ち運び、配管の施工、室外機・室内機の搬入などで、建物の共用部や備品に接触してしまうリスクがあります。
万が一、床や壁にキズがついた場合でも、その場で確認しておけば、対応もスムーズです。

しかし、立ち会いなしで後日「ここにキズがある」と気づいたとしても、それが工事によるものなのか、もともとのものなのか判断がつかず、責任の所在が曖昧になってしまいます。
 
室内養生と脚立
 
 

移設や新設の場合は特に重要

移設工事や新設工事では、室内機・室外機の設置場所が非常に重要になります。
図面や現場調査、電話で「このあたりに」と伝えても、実際の現場では、

  • エアコンの風が直接人に当たってしまう位置
  • 店舗の動線やインテリアと干渉する配置
  • 配管の取り回しが不自然になる設置場所

など、想像と違うことが起きやすい状況がたくさんあります。

そのため、必ず現地での確認・意思決定が必要です。
設置中に立ち会って確認すれば、その場で「もう少し右に」「天井から少し下げて」などの微調整が可能です。

もし立ち会いがなく、完成後に「やっぱり位置を変えたい」となれば、工事のやり直しとなり、人員再手配・部材の追加・日程の確保等の余分なコストが発生します。
 
施工カ所の確認
 
 

トラブル発生時、メーカー対応も遅れるリスクがある

設置後すぐに異常が見つかった場合、たとえば「試運転中にエラーが出た」「風が出ない」「明らかに冷えが悪い」といったケースでは、施工業者からメーカーに連絡して初期対応を依頼することがあります。

このとき、施主が立ち会っていれば、
実際にどんな症状が出たのかを正確に共有でき、動作状況や設置場所の環境について細かく説明することが可能です。
そのため、メーカー側の初動も早く、対応がスムーズになります。

一方、立ち会いがなかった場合、
「いつからエラーが出ていたのか」「症状がどの程度だったのか」が曖昧になり、
「一度確認してから折り返します」などと対応が遅れるケースが発生しやすくなります。

つまり、立ち会うことは、メーカー対応を含めたトータル品質の担保にも繋がっているのです。
 
施主と業者の確認
 
 

まとめ

「立ち会いは自分で責任を持たなきゃいけない」と感じてしまうかもしれませんが、
実際は、立ち会いはプロと一緒に完成を確認する最終安心プロセスです。

  • 試運転で不具合がないか確認
  • 操作方法をその場で習得
  • 仕上がりに納得できる状態で完了
  • 備品や建物への影響をその場で確認
  • トラブル発生時も、即対応が可能

これらすべてがその日のうちに済ませられるだけで、工事後の心配・ストレス・追加コストが大きく減ります。

どうしても全日立ち会えない場合は、試運転のタイミングや、設置完了前後だけでも立ち寄ることをおすすめします。

エアコンネクストでは、立ち会い時の確認ポイントや事前案内も丁寧にご説明していますので、
安心してご相談ください!
 

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この記事を書いた人

エアコンネクスト コラム担当

エアコンネクスト コラム担当

空調業界経験15年、これまで6,500件以上の空調機販売と設置工事のご依頼をいただきました。 管工事施工管理技士・電気工事施工管理技士・電気工事士などの資格も取得しています。 ご自宅から小~中規模ビル、工場や大型施設など、どのような設置環境でもお任せください。 お客様のご要望をしっかりとお伺いして、最適な空調と快適な空間をご提案します。

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