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業務用エアコンの運転タイプについて解説します!

2025/03/11

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業務用エアコンの運転タイプについて解説します!

業務用エアコンを導入する際、馬力だけではなく、運転タイプの選択は非常に重要です。
適切な運転タイプを選べば、効率的な空調管理が可能になり、快適な環境の維持ができます。
本記事では、「シングル」「同時ツイン」「同時トリプル」「同時ダブルツイン(同時フォー)」「ビル用マルチエアコン」といった運転タイプについて解説します。

シングルタイプ

シングルタイプは、室外機1台に対して室内機1台が接続される基本的なタイプです。
最も一般的な業務用エアコンの構成であり、小規模〜中規模の店舗やオフィスなどで使用されています。
 
シングルタイプ
 

シングルのメリット

設置がシンプルで導入コストが他の運転タイプに比べ、安くなります。
シングルタイプ1式で空調可能な面積の場合は、業務用エアコン本体、工事で必要な人員、部材も少ないため、費用を抑えたい方にはおすすめの運転タイプとなります。
また、室内機、室外機1台ずつのセットのため、故障時に対応がしやすい運転タイプです。
他の運転タイプだと室外機が故障してしまった場合、最悪のケースは室内機も全て交換しなければいけないこともあります。
入れ替え時もシングルタイプは室内機と室外機が1台ずつなので、費用を抑えることができます。
 
シングルタイプ室外機
 

シングルのデメリット

面積、設置場所、形状によっては空調ムラが発生します。
室内機は1台のみなのでL字型の部屋や、壁掛形、床置形等局所的な冷暖房になりやすい形状だと空調ムラが起こる可能性があります。
シングルタイプのセット数が増えるにつれて、複数台の室外機が必要になります。
室外機の設置スペースが限られている場合には注意が必要です。
他にはシングルタイプ1式で空調していた場合、夏などの繁忙期に故障した際、すぐには入れ替え工事ができないことも多いので、10年程度経過した機器は壊れる前にあらかじめ見積りを取得することをおすすめします。
 
室内
 

同時ツインタイプ

室外機1台に対して、2台の室内機を接続する方式です。1個のリモコンで室内機は2台同時に運転します。
(個別の運転はできません)
同時ツインタイプは広めのスペースを均一に空調したい場合に適しています。
 
同時ツインタイプ
 

同時ツインのメリット

室外機が1台で済むため、設置スペースを節約しながら広い空間を均一に冷暖房することが出来ます。
室内機は2台なので同時トリプル、同時ダブルツイン(同時フォー)と比べると配管等の工事も比較的容易なため、費用を抑えることができます。
 
同時ツインタイプのメリット
 

同時ツインのデメリット

2台の室内機を同時に運転するため、個別制御ができません。
また、室内機の容量が固定されるため、部屋の面積が異なる箇所に設置した場合は微調整ができないので、空調の効き具合に差が生じる可能性があります。
同時運転タイプで注意しなければいけないポイントは「用途が異なる部屋に設置は推奨されていない」ことと「室外機の故障時は最悪、室内機も全て交換する可能性がある」ということです。
「用途が異なる部屋に設置」について例を記載します。
飲食店の厨房と客席にそれぞれ同時ツインの室内機を1台ずつ設置した場合、どちらかの親機の周囲温度検知に連動して子機も連動して運転してしまいます。
よって厨房なのに全く冷えないということや客席が寒すぎるということが発生します。
 
同時ツインタイプのデメリット
 

同時トリプルタイプ

室外機1台に対して、3台の室内機を接続する方式です。こちらも同時ツインタイプと同じく、1個のリモコンで室内機3台が同時運転します。
室内機が3台もあるので、特に大きなオフィスやホール、レストランなどに適しています。
 
同時トリプルタイプ
 

同時トリプルのメリット

室内機が3台あるので広い空間を一括で空調可能で、空調ムラを同時ツインよりも防ぎやすくなります。
室外機は1台で済むため、設置スペースを取りません。
 
同時トリプルのメリット
 

同時トリプルのデメリット

同時運転タイプ全てのデメリットになりますが、室内機が同時に動作するため、個別にオン・オフができず、用途の違う部屋には適していません。
室内機の台数がツインよりも多いため、現場によっては設置時の配管経路が複雑になりやすいです。
点検口を設置することで、何かあった際の配管作業やメンテナンスがし易くなります。
同時トリプルは機器の金額も高く、現場によっては1日で工事を完了できない可能性もあるため、費用が同時ツインよりも大きく上がります。
 
同時トリプルのデメリット
 

同時ダブルツイン(同時フォー)タイプ

室外機1台に対して、4台の室内機を接続する方式です。リモコン1個で4台の室内機が同時運転します。
広範囲の空調を必要とする大規模施設等に向いています。
 
同時ダブルツインタイプ
 

同時ダブルツイン(同時フォー)のメリット

室外機の設置は1台のみで、スペースを抑えつつ、同時トリプルよりも広範囲の空調が可能です。
室内機の台数が多いため、広い面積の温度管理の均一化に優れています。
 
同時ダブルツインのメリット
 

同時ダブルツイン(同時フォー)のデメリット

すべての室内機がリモコン1個で同時に動作するため、個別制御が不可能です。
同時トリプルよりも配管経路が複雑になり、人員数によっては1日で完工できない事も多く、工事費用も大きく上がります。
室外機の故障時は室内機全ての交換が必要なケースもあり、機器費用も他の運転タイプよりも高額になります。
 
同時ダブルツインのデメリット
 

ビル用マルチエアコン

大規模ビルや複数の部屋がある施設向けの空調システムで、1台の室外機に対して複数の室内機を個別制御できる点が最大の特徴です。
 
ビル用マルチエアコン
 
 
ビル用マルチエアコンについて詳しい説明はこちらから


 

まとめ

業務用エアコンを導入する際は、設置スペース、運用コスト、必要な空調範囲を考慮して、最適な運転タイプを選ぶ必要があります。

エアコンネクストでは空調面積や用途、運用コストを考慮した上で最適な機器をご提案可能です!
付随する工事も全国(一部離島を除く)で対応が可能です。

コストを抑えつつ空調の効きを最大化できるようにご提案させていただきます。
業務用エアコンについて不明点や相談事がある際はぜひ、お気軽にご相談ください。
 

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この記事を書いた人

エアコンネクスト コラム担当

エアコンネクスト コラム担当

空調業界経験15年、これまで6,500件以上の空調機販売と設置工事のご依頼をいただきました。 管工事施工管理技士・電気工事施工管理技士・電気工事士などの資格も取得しています。 ご自宅から小~中規模ビル、工場や大型施設など、どのような設置環境でもお任せください。 お客様のご要望をしっかりとお伺いして、最適な空調と快適な空間をご提案します。

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