業務用エアコン メンテナンスが楽々！床置形の特徴

床置形は、室内機を床に直接設置する形状の業務用エアコンです。
設備用床置形や大きい馬力の床置形を除き大規模なスペースは不要で、小規模の室内や天上高が低いスペースでも展開できるのが特徴です。

基本構造と仕組み

床から直接、冷暖房を供給！

室内を効率的に冷暖し、広い空間でもムラなく涼しい、あたたかい環境を作ります。

簡単設置で工事の負担が小さい！

天井設置形の形状とは異なり、手の届く範囲での工事となる事が多いので比較的簡易的に工事を行う事が可能です。
 

 

床置形業務用エアコンのメリット

設置場所の自由度

天井スペースを確保できない場合や、壁面に設置できない場合でも、床を活用した設置が可能です。また、デッドスペースを最大限に活用して設置する現場も多数あります。
 

 

冷暖房の効率性に優れる

床から直接、冷暖房を供給するため、室内全体をムラなく涼しく、あたたかくすることが可能です。

メンテナンス性の良さ

フィルターの洗濯や点検がしやすいので、使用する人の負担を少なくできます。
また、壁掛形や天井カセット形と比べて、不具合時のメンテナンスも容易にできます。

コスト面の優位性

現場にもよりますが、導入時の工事負担が小さいことが多く、他の形状に比べて設置コストも低くくなることがあります。
 

 

床置形業務用エアコンのデメリット

設置スペースの確保の必要性

室内機が床に設置されるため、設置場所を確保する必要があります。
特に大きい馬力や、設備用の床置形の場合は広い設置スペースが必要となります。

デザイン面での課題

室内機が床に設置されるため、デザイン的に目立つことがあります。そのため、内装との調和を考慮した設置位置やデザイン選定が求められる場合があります。

吹き出し方向の制限

床置形は吹き出し口が固定されているため、気流の調整には限界があります。空間の広さや形状によっては、冷暖房の効率が落ちる可能性があります。また、遮蔽物などがある場合は風が届きづらいという事例もあります。

大型の床置形の工事費用が高額

大きい馬力や大型の設備用エアコンの場合は小さい馬力の床置形や他の形状よりも工事費用が高くなるケースが多いです。
大きい馬力、設備用床置形の場合はまず、機器の重量があるため、搬入出の人員が大人数必要となります。
使われる配管類や電源配線の太さも設備用床置形の場合はより太くなりますので総合的に工事費用が高くなります。
 

 

床置形業務用エアコンの活用シーン

床置形業務用エアコンは、以下のような場面で特に効果を発揮します。

天井高が低い・高すぎる空間

天井埋込形や天吊形が設置できない低い天井のオフィスや店舗に最適です。
また、逆に天井が高すぎて、天井吊形等が設置できない場合や空調効果が期待できない際は床置形の設置を推奨します。

リノベーション物件

建物構造上、天井埋込形や壁掛形の設置が難しい古い建物やリノベーション物件に適しています。

広い窓のある空間

床置形は窓下への設置が可能で、大きな窓からの熱や冷気の流入を抑える効果があります。
 

床置形業務用エアコンの選び方

床置形エアコンを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

設置スペースの確認

室内機を設置するための十分なスペースがあるかを確認しましょう。

必要な冷暖房能力

部屋の広さや用途に応じた適切な能力を選ぶことが重要です。能力不足では快適性を損ない、能力過剰では無駄なエネルギー消費が発生します。また、風向の遮蔽物にも注意が必要です。

デザイン性

室内のインテリアに調和するデザインのモデルを選ぶことで、空間の美観を損なわずに設置できます。
 

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床置形業務用エアコンは、天井スペースが利用できない場合や設置場所に制約がある環境で活躍する頼もしい選択肢です。設置やメンテナンスが簡単でコストパフォーマンスも高い一方で、設置スペースやデザイン面での課題もあります。

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